第4章 初陣

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いつの間にか日は沈み、闇夜に月明かりと人為的に灯された光が灯っている。 木々に混じり、時より聴こえてくる談笑、戦勝気分に浸っている。 それに対し、シグニア要塞とルノア連邦軍を一度に目に収められる所まで移動していたリリィが驚愕で目を見開いていた。 「ルノア連邦軍は何万って言ってましたか?」 「確か2万はいるらしいって言ってなかった?」 僕は沙良さんからそう聴いた……はずだ それにしてはテントの数が多すぎるのだ。 10万はいてもおかしくないくらいの量のテントがシグニア要塞の周りを囲むように存在する。 「ルノア連邦がどうしてこんなに兵をここに傾ける事が出来るんでしょうか?そんなことよりもこれは沙良さんに報告した方が良いですよ」 確かに報告はした方がいいな、ならそれを利用させて貰いますか。 「じゃあ、リリィ報告よろしく、僕はその間に本当に10万もいるのか調べてくるから」 調べてくるよ、数は減るかもしれないけど。
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