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「優子さん、お待たせしました。」
あの時と同じレモネードと、苺が乗ったパンケーキがテーブルに置かれた。
レモネードを一口飲んだ後、クリームと苺をパンケーキと共に頬張った。
「美味しい。」
つい口に出してしまうほど、どちらも美味だった。
甘過ぎず、素材の味を上手く表現している。
「やっぱり、可愛いですね。」
フォークを使い口元に運んでいたパンケーキが、ポロッと落ちた。
「ふふ、クリーム付いてますよ。」
自然な手つきで、私の口の端に付いていたらしいクリームを取った。
彼と目が合い、優しく微笑む表情が視界の中心に入った。
容姿端麗。
男性に言うのは失礼かもしれないが、とても美しい顔立ちをしている。
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