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「貴女は、私の好意を疑い過ぎです。」
そう言って、彼は、私のおでこに軽いキスをした。
「私は、本気です。
優子さん、貴女の全てを私に下さい。」
体の中で、一気に血が巡り、顔に熱が帯びる。
「信じられません。お互いに何も知らないのに、どうして好きという感情が生まれるのか、理解出来ません。
私は、人を好きになったことも無いし、それを必要とはしなかった。
価値観が違いすぎる人間を好きになっても、虚しくなると思います。
だから......。」
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