第4章 決断の日

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 そして、一週間というのはあっという間に過ぎるものだ。  徹さんと同棲をし始めて、今日が決断の日となる。  私は、彼の家ではなく自分の家に居た。  ここ一週間を振り返り、分かった事を紙に書き出していた。  徹さんの家は、タワーマンションの高層階で南向きの角部屋。  埃が生じない程の清潔な雰囲気と、黒と白の家具で統一されたモノトーンな印象がある。  間取りは、3LDK。  とても、広い。  また、高級そうなベットや家具が用意された私の部屋も用意されていて、私としては少し窮屈に思えた。
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