奇怪 すにぃかぁの神様!?

8/10
前へ
/10ページ
次へ
「ならば3万円寄越せ」 神様はニコニコしながら手を突き出し請求する。 「…さ、三万円?……三万両の事か?」 「……履き物一つに三万両!?」 聞き覚えのない通貨を言われ首を傾げる一同。 「…面倒くさいな。よし!三万両でよい!……そなたらの軍を、国を、民の命を護ったと思えばかなり安いもんじゃろ?」 「解った!だが、すまぬが今は持ち合わせておらん故、後日受け取りに来てくれぬか?」 「……… 神様に自分で取りに来さす気か?まあ、致し方ない。では『またねー』」 そう言って、── 神様は瞬く間に光りと共に消えた。 「「「消えた!?」」」 「…… 誠に神様であったのか?無礼な態度を取ってしまった。」 驚きながらも殿は神様から頂いた『スニーカー』をいたく気に入りそのまま履いて急ぎ国へ帰り、神様に捧げる三万両を用意した ─────。 ───── が!
/10ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加