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そんな事を考えながら辺りをぼんやりと見つめる。
僕は、寝床にしている大きな樹木の穴の中にいた。
神の森は、SSSランク~AAAランクのモンスターや神獣、妖精達などが住まうとされている危険な森だ。なので、まったく人が入らない。そして、僕が住んでいる樹木は、森の奥深く神聖な場所にある為まやかしの術てきなのがかかっていてよっぽどな事がない限りこんな奥深くまでは来ない。
この森のモンスターや妖精達は、人に懐かなかったり、人前に姿を表さなかったり、人を食らったりと危険な森らしいが、僕はそうは思えない。
ここの子達は、僕の家族みたいなもんだ。皆優しくいい奴だ。
でも、皆が優しくしてくれても
何故か
何故か
寂しいと思っちゃうんだ。
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