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そんな事を思いながら、外の様子を眺めていると真っ白な毛玉が僕のお腹目がけて飛んできた。
『ゴフッ!』
結構勢いがあった為毛玉とは言えど地味にいたい。若干涙目になりながらお腹の毛玉に声をかける。
『おはよう、パフ。』
すると、お腹の毛玉がもそもそ動き、顔を上げた。
黒真珠のように光り輝くクリクリした瞳と小さいタレ耳に小さい黒い鼻がちょこんと乗った小さい口。
その小さい口が動いて
「キャフーキャフキャフーキャー♪(おはよう、シャナル♪)」
挨拶を返してくれた。その様子が可愛いくて頭を撫でてやると、気持ち良さそうに目を細める。
その様子はまるで犬みたい。だけど、毛玉もとい、パフはドラゴンの1種らしいんだ。でも、あまり詳しくはないから何の種類か分からないんだけど。
パフの頭を撫でながら、そんな事を考えると
パフの耳がピクリと動き。
急に僕の腕から飛び出してどこかへといってしまった。
『えっ?パフ?』
どこに行っちゃったのかな……?
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