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■ヴィントキャニオン (危険度B)
・特徴…東の方角にある峡谷、獣人の集落がある
・詳細…風の峡谷とも呼ばれる巨大な谷。地層を削り谷を形作ったと思われる川も現在はほぼ干上がっており、風が吹くと石が転がる荒野のような風景が広がっている。砂地ではない。 風が常に吹いていることから風の峡谷とも呼ばれており、自然にできた高低差と切り立った地形により、落下には注意する必要がある。 また、この峡谷の風と激しい高低差は独自の生態系を作っている。とりわけ一部の魔物については、風により飛行が困難なために羽が退化した鳥の魔物や、崖を飛び越えるために滑空用の羽が生えた獣の魔物など、空にいた個体が地に、地にいた個体が空に適応しているのが特徴的。一部の動植物も同様の進化を遂げている。 これらの生態から、風属性と地属性の魔物が共存している。時には同時に襲ってくることもあるため、両方の属性への対策が求められる。 風と地の二つのエネルギーがバランス良く存在し、それらから独自の資源も生み出されるが、その危険性や探索の難しさから貴重なものとなっている。 なおあまり雨は降らないが、ところどころに小さな池や、崖の亀裂内部の湖などに水は存在する。ただしそれを求めて様々な生物が集まる上、水中にも独自進化した生物はいるため、安全とは言いがたい。
■ナバトット砂漠(危険度B+)
特徴…地を焼き尽くす灼熱の砂漠
詳細…エルンタルから南にある大砂漠。天候の関係で強い日差しが照り出しており、灼熱の大地と化している。ツチネコのような環境に適応したモンスターが数多く生息しており、時折発生する蜃気楼や砂嵐に紛れて獲物を捕らえる種も居るため、死の砂漠とも恐れられている。夜になると灼熱の大地とは打って変わり、氷点下に迫るほどに寒くなる。所々にオアシスが存在しており、北方にあるオアシスはチーゼルズという都市になっている。
なお、砂漠の砂が風に乗って大陸を覆う事例も過去にあったことから、隣接するエルンタルには防砂林が整備されている。
■ズィーモ神殿(危険度A)
特徴…死の砂漠に眠る古代神殿
詳細…ナバトット砂漠のどこかに存在する神殿、古代文明の名残りが色濃く残っている為、チーゼルズを拠点にしている調査団がこぞって謎を解き明かそうと調査が行われている。調査団の間では、『魔晶石』にまつわるものが残されているとか……
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