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結婚式も披露宴も無事に終わり、ホテルのスイートルームに今夜は泊まる事になっていた。
同棲生活をしているとはいえ、違った緊張感があった。
改めて“初夜”を迎える。
先にシャワーを済ませて、恵理南はソファーで何となく居心地悪そうにソワソワしていた。
『結婚したのよね・・・』
ポツリと独り言を言った。
頬に手を当て赤くなる。
『何を改まって“結婚”って?』
章介がシャワーを終えて出てきて、濡れた髪の毛を軽く拭きながら言った。
艶っぽい章介の姿に、ますます顔を赤らめて恵理南は「その・・・本当に・・・って、思って・・・」と俯いた。
俯いている恵理南の唇に、軽くキスをして「そうだよ」と章介は甘く囁く。
唇から、頬、耳、首すじへとキスの雨を降らしていく。
甘いキスに、瞳を潤ませ声を漏らす。
『君のその表情と声が堪らなく、そそられる』
『・・・章介さん・・・』
彼女を寝室へと誘った。
『今夜は寝かせないと言っただろう?』
『・・・寝かせないって・・・ほとんどが・・・』
その先を口つぐむように、キスをする。
深いキスになり、息が互いに荒くなる。
章介は昂ったものに、恵理南の手が添えられ、ゆっくりと昂りを高めていった。
『教えてきた事を、全て出して貰うよ』
章介に教わったことを、恵理南は思い出しながら、少し恥じらいつつもし始めた。
彼も恵理南のよいところをゆっくりと攻めていった。
互いに激しく求め合い、章介が恵理南を高みに何度も連れていった。
章介も、高みに昇りつめると彼女とキスを交わす。
夜明け近くになり、2人はひとつになったまま抱き合った。
彼女の蜜壷は、章介のモノと自分の蜜で混じり合っていた。
『もう、シーツが凄いな・・・』
息をゆっくり吐きながら、章介が言い溢れ出ているものを見た。
恵理南の瞳は、蕩けた様になっている。
キスを軽くして、ゆっくり章介は昂りがおさまってから離れた。
再び彼女を抱きしめ、2人は眠りについた。
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