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それ以上誰も血を流すこと無く戦争は終わっていた筈です!」
「何を言ってるの。
国家を上げて特攻という名の自爆テロを
しかける国なんて、
徹底的に叩き潰すしかないじゃない!」
「白人は有色人種を人間と思ってなかったのよ!」
焦点は、
核兵器を使用したことに大統領がどう言及するか、
その一点。
「いつまでも謝罪、
謝罪なんてしつこ過ぎる。
まるでどこかの嫌な国にそっくりじゃない?」
「痛みは受けた側にしか判らない。
それを癒してあげるには、
どうしても謝罪が必要だって事、
いつになったら気づくの?」
それまで黙っていた瀬川が口を開いた。
「上草さんの主張も、
高橋さんの主張も、
どちらも
正しいと思います」
一呼吸間を置き、
瀬川は続けた。
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