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普通いないでしょ?
そんなシャッターチャンスを逃がすようじゃ君もまだまだ」
「済みません」
「なんちゃってね。
実は私も以前に撮り逃したの。
瀬川君が見かけたのとそっくりの女」
「どこでですか?」
「ホテル三日月城」
「同一人物でしょうか?」
「わからない」
店のドアが開き男が入ってきた。
「やっぱりここだと思ったよ」
満面に笑みを湛えた越智矢が席に着いた。
「ビッグ・ニュースだ」
「何かあったんですか?」
「ブルース・パークから」
越智矢はサイトにUPされたばかりの資料を取り出した。
「バナナ共和国で爆弾テロ」
1枚目は高層ビルの上層階が木っ端みじんに
破壊された写真。
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