3.暴かれた真実

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「公権を利用して世間を欺くなんて、 舛粗枝なみのワルね」 「よしてくれ。 俺はあんなバカとは頭のデキが違う。 万一、 エスタブリに仕掛けた工作が勘ぐられた時のために、 目くらましの罠も仕掛けておいた。 それがお前だったんだよ、 アヤ」 「・・・今あんた、 私のこと、 何て呼んだ?」 「アヤ」 「女王様とお呼び、 坊や!」 先島アヤは鋭くハスキーな声を発し、 タバコを咥えた。 男の全身に快感が蘇える。 うやうやしく跪きライターをタバコの先にかざした。 煙を吹きかけられた男は耐え切れずに懇願した。 「もう一度お仕置きを、 女王様!」 「いいわよ、 でもこのホテル、 そろそろ潮時よ。
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