1人が本棚に入れています
本棚に追加
「私、
本当に、
辛かったんです・・・」
すすり泣く声でそれは始まった。
科学捜査班の手でモザイク処理された録音は、
アヤ独特のハスキーともいえるその肉声を
見事に隠していた。
「私、
ずっと、
まわりの女子から苛められてたんです。
もちろん、
この美貌を妬まれて・・・
そして、
あの日はもう本当に会社に行くのが怖かった。
夜、
一睡もできないで日記に書きました。
<誰か助けて!>
いつの間にか夜が明けていました。
また今日も朝がきた。
会社に出勤しなければ。
私は最後の勇気を振り絞り、
会社に出社しようと決めました。
そして、
その覚悟を心に刻もうと、
最初のコメントを投稿しよう!