けいたくんのべんかい

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 「わ、わかったよ、数がぎゃくてんすればいいんだろう? うりゃ、うりゃ!」 けいたくんは両足のくつをなれたかんじでぽんぽんっと一気にほうりだします。 ひとつのどろだらけのスニーカーは、かいてんすることもなく、そのままうえを向きながらぽとんとおちました。  けれども、もうひとつのどろだらけのスニーカーは、ライナー性のだんどうをえがいて、地面すれすれでホームベースに引っかかって、ころころころころとなんかいてんもしたかと思うと、どろだらけのくつぞこをみせたままでちんもくしてしまったのです。
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