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遊翔「これなんだけど」
遊翔はメッセンジャーバッグからタバコと駄菓子が入った袋を取り出し、テーブルに広げた
琢未「ただのタバコと駄菓子じゃねぇか、これがどうした?」
遊翔「これ全部池武黒で売られてるヤクなんだ」
琢未「はぁ!?」
琢未は遊翔の答えに唖然とした
遊翔「この駄菓子を売っている小さな駄菓子屋があってね、おばあちゃんが経営してるんだけど、その中に微量だけど、この中に興奮作用や、渇望作用の薬が混ざってる」
琢未「その話、どこで仕入れた」
遊翔「ネットと巷の噂だよ?最初は信じてなかったんだけど、試しにそのお店の前で子どもたちを観察してたら、子どもたちが買う量じゃないほどの駄菓子の袋と明らかに中毒者に近い目と威圧感を放ってたんだ、子どもたちに買ってきてもらって、知り合いの民間科捜研の人に調べてもらったら、国が指定している危険ドラッグの成分で名前を四つ葉って呼ばれてるものが検出されたよ、タバコも同じ、売人に接触したけど、1箱3万で売られてた」
太知「よつば…!」
琢未「また新たな法をすり抜ける薬が蔓延しているのか…まさにイタチごっこだなァ…それでそれを売りさばいている元締めはどいつだ?」
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