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大阪、薄暗く街灯が燈った路地を一人の女性が歩いていた
「はぁ…なんで上司ってあんな口うるさいのかしら…でも後少しの辛抱よ…転職できるんだから」
「イッヒヒヒヒヒ…!」
ダタッ!
「うっ…」
雨が降っていた冬のある日、央坂、横濱、新縮など各地で女性を標的にした通り魔殺人事件が連続で発生。
警察は直ちに現場検証を行い、捜査をした結果
遺体は胸や腹を複数箇所刺されての失血死、死亡推定時刻は深夜0時から2時。
使用された凶器、犯人が履いていた靴や背格好等の目撃者の証言、物的証拠が同じという不可解でありえない捜査情報が現場と捜査本部は混乱し、平行線を保ったまま捜査は進まず、難航していた
捜査本部を仕切っていた多崎愁斗管理官は、ある人を訪ねるために警察庁にある部署へと向かった
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