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宮村は薬によって得られた筋力を使って常人離れした速度で太知へ殴りかかった
ガシッッ!
太知「この程度か?宮村」
宮村「なに!?俺の増強した力を受け止めただと…!?」
太知「言ったろ?俺は閻魔と契約したって、今、楽にしてやる!」
宮村「くそが!!!!」
ドゴッッッ!!
宮村「ぅぐほぁぁ…!」
太知の遺念を込めた右拳が宮村の眉間へクリーンヒットし、宮村の身体はぐらついた
太知「今のはお前が狂わせた中毒者(ジャンキー)の分だ?」
ドゴッッッ!!
宮村「ぐぉっ…はぁぁ」
間髪入れずに左拳を鳩尾に向け、重たくも鋭いパンチを撃ち込んだ
太知「これはお前に今まで溜めてきた恨みを込めた分だ?最後にこれが…!死んだ響子の分だ!!!!!!!!」
ゴキィ!ドゴォォォォゥゥ
宮村「ぁあぁぁ…!」
太知はとどめとなるパンチを心臓目掛けて打ち込み、宮村は声にならない悲鳴をあげ、その場に崩れるように倒れ、太知は宮村の首に手を当て頸動脈を探り、確認した
太知「仕置完了」
太知「終わったぜ…響子何もかも、お前の仇を俺の手で晴らしてやった…だからゆっくり上で休んでくれ」
太知は宮村の遺体に合掌し、廃工場を出て、普段吸っているタバコに火を点け、空を見上げ呟いた
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