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カーテンの隙間から月明かりが射し込み、白いシーツをほのかに金色に照らす。
静寂の中に響き返るのは、熱く、甘い吐息と時折小さくささやかれる愛の詞(ことば)。
――真夜中のマンションの部屋。
愛の褥(しとね)で狂おしく抱き合うのは、永遠を誓い合ったふたり。
愛しあう激しい動きに耐えきれず、ときおりベッドが悲鳴を上げるが、恋人たちの息遣いと切ない叫びで掻き消される。
「ほなみ……好きだよ……」
「んっ……西く……んっ」
祐樹の律動は優しく、時に狂おしく、ほなみを啼かせた。
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