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瞳の決断にうなずく直樹、手のひらにサイコロを乗せる。
「じゃあ二けたの数字が再会する年齢として、下の数字からいくよ」
「はい」
瞳の反応を見て地面にサイコロを転がす直樹、出たのは1の目だった。
「1か・・・、次も1だとやり直し、それ以外は絶対に決定でいいよね」
「いいよ、絶対だよ」
ゆっくりとサイコロを振る直樹、次に出た目は6だった。瞳、驚いて
「6って、61歳?いくらなんでも・・・、やりなおさない?」
「でも、さっき絶対って約束したじゃないか」
困惑した表情の直樹。
しばらく無言で見つめあう二人。
「・・・・」
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