6人が本棚に入れています
本棚に追加
「って、言うわけ」
「凄――い。
先生、初志貫徹したんだ。
でも本当の話し?
あの変態教師と同一人物だとは、到底思えないのだけど?」
「本当の話しだよ。
それに、その変態行為も私達生徒の為らしいしさ」
「え! 本当!?」
「聞きたい?」
「うん、うん、うん」
友達が首を何度も上下させ頷きを返したとき、午後の授業が始まる予鈴のベルが鳴る。
「あら、時間だわ。
今度話してあげるね」
「絶対だよ!」
「うん」
私達はお弁当が入っていた紙袋を持ち、足早に教室に向かった。
最初のコメントを投稿しよう!