第1章

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「って、言うわけ」 「凄――い。 先生、初志貫徹したんだ。 でも本当の話し? あの変態教師と同一人物だとは、到底思えないのだけど?」 「本当の話しだよ。 それに、その変態行為も私達生徒の為らしいしさ」 「え! 本当!?」 「聞きたい?」 「うん、うん、うん」 友達が首を何度も上下させ頷きを返したとき、午後の授業が始まる予鈴のベルが鳴る。 「あら、時間だわ。 今度話してあげるね」 「絶対だよ!」 「うん」 私達はお弁当が入っていた紙袋を持ち、足早に教室に向かった。
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