第2滅「ようこそ僕の家へ」

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…甘味が大好物で…帰りには準備運動も兼ねて…不貞浪人達と斬り合いして…土方さんにガミガミ説教されていて… 平助をパシりにして…俺の腹の傷を馬鹿にして… 新八と斎藤と並ぶ剣豪で…近藤さん信奉者で… 青年は目を瞑り、前世を振り返りながら考え三人の話も聞いていた。 「だったら…僕の家に来て下さい!!僕ならあの人と同居していても…絶対部屋数余るし…大丈夫です!!問題ありませんっ!!」 勇気を出して、桜梨は二人にストレート発言をした。 ……不審者と同居やっぱりするのっ!?それはそれで問題大有りなんですけどっ!! ……ほいほい家に招く物ではないっ!!他人だぞ!?他人を入れる物じゃないっ!! 桜梨の言葉に、苺と杏は蒼白になる。 「でも…桜梨がそこまで言うなら…御世話になるよ」 勿論、不審者から守る為にね!! 「俺もそうしよう。厄介になるが宜しく頼む」 不審者撃退する為になっ!! 苺と杏は、爽やかに笑って桜梨に答えるが…青年に敵意剥き出しのままだ。 「ありがとうございます!!これから宜しくお願いします!!」 可愛らしい笑顔で桜梨は二人に礼を言った。 「で?そちらの人は…どう言った経緯で?」 苺は桜梨を抱き寄せながら、青年に尋ねる。 …あっ!!貴様…どさくさ紛れに…!! 気付いた杏は苺を睨み付ける。 『えっと…廃墟の日本食レストランのシェフをやってたんだ。妻を不慮な事故で亡くして…俺も事故で亡くなって…』 『妻は成仏したんだけど、未練があった俺は成仏出来なくてさ…そしたら…こいつが俺を受け入れてくれて…成り行きで!!』 一生懸命説明していた青年だったが、最後はめんどくさくなったのか適当に答えた。 「成程?じゃあシェフなら料理旨いんだろ?」 杏は目を細め青年に聞く。 『勿論!!』 青年は自信満々に胸を張り答える。
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