至福の時間

3/9
前へ
/61ページ
次へ
吉野、高山吉野は、私の同級生、中学生のころからの知り合い。 私の思い人、戸川君と声がにている。 ちなみに、私は里谷真紀子、高校一年生だ。 Γやっぱりマッキーじゃん!何してるのここで?」 ギクッ! Γい、いや、その、ミルクティー!ミルクティー飲んでるの!」 私は必死で言い訳したけど、吉野の目は誤魔化せない。 Γもしかして、今日も戸川君待ってるの?」 バレた。 「いや、ちち違」 「あ~図星かぁ~青春だねマッキー!」 なんでこの子は恋に関してはこんなに鋭いのか・・・、少しはその才能を勉強に回せばいいのに 「で、進展はどう?」 「いや、進展も何も…話かけるのも大変って言うか…」 「も〜奥手だな〜マッキーは。…あれ!?」 いきなり吉野がすっとんきょうな声を上げた。
/61ページ

最初のコメントを投稿しよう!

14人が本棚に入れています
本棚に追加