10人が本棚に入れています
本棚に追加
「待てぃ!」
突然に声をかけられ、男とスニーカーの神様は振り向いた。
そこには、ふくよかな女性がいた。
ふくよかすぎる女性が炊飯器を抱えて立っていた。
「変わりたいなら私が力になろう!」
男とスニーカーの神様は目配せをし、口パクで変な人?と言い合った。
ふくよかな女性は、ふふんと鼻を鳴らして、懐から小袋を出す。
「変身アイテムのりたまこ!これで君も魔法少年だ!」
ジリジリと後ずさる男とスニーカーの神様に気にも止めず、お茶碗を取りだし、炊飯器からご飯を盛りつけ、のりたまこをぶっかけて男の目の前に突き出した。
「これで君も変われるさ!」
男は、スニーカーの神様に哀願の視線を送る。
最初のコメントを投稿しよう!