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スニーカーの神様が間髪入れずに男に「お前もだろ?」と言った。
男は自分の姿を確かめる。
ふくよかな女性はピンクのコスチュームだが、男はブルーの鍛え上げられた腹筋が露になった露出の多いコスチュームを着ていた。
「なんじゃぁこりゃぁ!」
「これで君も魔法少年!魔法少女の私の仲間だ!人生変わるよ!足も速くなるよ!」
スニーカーの神様は天を仰いだ。
「努力もしないで何かを成し遂げるには対価が必要なのだな……。いい勉強になった……。では!」
スニーカーの神様は、全速力でその場から逃げ去った。
男も逃げようとしたが魔法少女の怪力に押さえ込まれた。
「せっかく見つけた仲間だ!逃がさない!」
「スニーカーの神様ぁ!助けて!水虫になってもいいからぁ!」
その後、彼が魔法少年として活躍したかどうか、誰も知らない。
後編おわり♪
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