スニーカーの神様 後編

4/4
前へ
/8ページ
次へ
スニーカーの神様が間髪入れずに男に「お前もだろ?」と言った。 男は自分の姿を確かめる。 ふくよかな女性はピンクのコスチュームだが、男はブルーの鍛え上げられた腹筋が露になった露出の多いコスチュームを着ていた。 「なんじゃぁこりゃぁ!」 「これで君も魔法少年!魔法少女の私の仲間だ!人生変わるよ!足も速くなるよ!」 スニーカーの神様は天を仰いだ。 「努力もしないで何かを成し遂げるには対価が必要なのだな……。いい勉強になった……。では!」 スニーカーの神様は、全速力でその場から逃げ去った。 男も逃げようとしたが魔法少女の怪力に押さえ込まれた。 「せっかく見つけた仲間だ!逃がさない!」 「スニーカーの神様ぁ!助けて!水虫になってもいいからぁ!」 その後、彼が魔法少年として活躍したかどうか、誰も知らない。 後編おわり♪
/8ページ

最初のコメントを投稿しよう!

10人が本棚に入れています
本棚に追加