第一章 『生存本能』

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さっき、一瞬だけ抵抗の意思表示としてばたつかせた腕も、すっかりと棒切れのようにしなだらせながら、俺とのキスに浸るフリエラ。 すっかり出来上がりつつあるな…これなら、堂々と正面からいっても問題ないだろう。 一旦行為をやめ、少しばかり力任せにキャンプシップのウィンドガラス側の方へと引っ張り、そのまま壁際に俺の体ごと押さえ込むようにしてフリエラの前に立つと、即座に俺に向かって腕を後頭部へと伸ばし、しっかりと俺をホールドして引きつけると、そのままフリエラからの濃厚なキスの洗礼を受け続けた。 そうして今に至る。 ひたすらに濃厚なキスを繰り返し続け、もはやお互い留まることが出来ないぐらいにまでなっている。 もう俺の股間のものも、破裂しそうなぐらいにまでそそり勃ってしまっている。今すぐにでもぶち込んでやりたい欲望に駆られているが、珍しくフリエラも相当にお熱な状態だからな…男としてはがっつきたいところだが、そんなもったいないことはしたくない。 もっともっと…お互い快楽の深みへと堕ちていきたい。 フリエラの舌を絡ませるキスに浸りながら、俺はそろそろ…フリエラの秘部へと手を伸ばし、黒の下着越しに…その秘部のラインをゆっくりと小さく、指でなぞり上げる。 『!?』 分かりやすいな…突然の強い刺激に、声を上げること無く、大きく体を震わせる。 『フゥ、チュ…チュウ…ン』 それでも、何が何でもキスだけはやめようとしない。いや…これはフリエラのキスだけはやめないで欲しいという意思表示だろう。そのまま秘部をなぞり続けるが、雨のせいで下着が濡れていたせいなのか、それともフリエラの秘部から出るものが原因なのか、随分と滑りけがある。 まぁ下着の濡れ具合に関しては雨のせいだとわかるが、この滑り具合は…どうやらフリエラも俺と同じで、本能が刺激されていたのか…随分と熱くなっているようだ。 再びガードウイング越しから胸を揉みしごいてやろうと胸に手を添えるが、それだけでも一瞬体を震わせる。当然キスはやめはしない。だがこのまま責めの勢いも落とすつもりもない。 しばらく秘部を下着越しに刺激していたが…これだけ滑り気があるなら、そろそろ指ぐらい挿れても問題なさそうだ。
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