第1章

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 あのゴロゴロしてばかりのミウが、部屋掃除。ありえない。更には、パパがミウのおやつと玩具買って来てるとは、知らなかった。パパったら、普段は全然かまわないのに。ありえない。  このままで居て欲しい。  ミウはどんな話でも、何時間でも聞いてくれた。女の子の長電話の様に、他愛無い話でも、愚痴でも。  八つ当たりした時でも、うんうんと頷いて付き合っていてくれた。  「ママさんが心配してたよ。この頃、部屋に居る時の独り言が多くて、学校でいじめられてないかとか、パパさんと距離を置き始める年頃じゃないかとか。」
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