第1章登校

2/2
前へ
/3ページ
次へ
俺は音楽を聴きながら学校に登校していた。 突然俺の背中に衝撃が来た。 しばらくすると、ぷはっと顔を上げ俺の方を見ると「おはようカイ!びっくりした?」 子供みたいな笑顔を見せる幼なじみのダイチがいた。 俺はため息混じりに 「おはようダイチ。毎日背中痛い」 俺がそういうとダイチは、普通に話しをそらす。 「そうだ!カイ。今日飯食いに行こう!」 「はぁ?んだよ急に・・・」 俺は嫌な予感がした。 「いーじゃん。たまには!」 態度がおかしいから思ったことを聞いてみた。 「なぁ、合コンとかじゃないよな?」 俺がそういうとダイチの顔が、真顔から笑いに変わった。 「あっはは!何言ってんだよ~!合コンなわけねーじゃん?ラブホに行くだけなんだからさ~」 ・・・は? 「おい、ダイチマジで言ってんのか?冗談だろ?」 俺がそういった瞬間ダイチの目の色が変わった。 「冗談?本気だよ」 ・・・は? 「待て。誰と誰が行くって?」 「俺とカイ」 「どこに?」 「ラブホ」 ・・・。 よけーわかんなくなった。 「いつ行くんだよ?」 俺がため息混じりに言うと、ダイチが顔を輝かせて 「今すぐ」 「・・・っ!はぁ?」 「って言ったらどうする?」 「好きにしろ」 この言葉が始まりだった。
/3ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加