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「おはよう」
僕は顔に水をかける手を止め、鏡越しにみると優しい笑顔でお母さんが言ってきた。
「おはよう」 僕もてをとめて挨拶をした。
「ごはん用意できたからおわったら食べてね。」
「うん、わかった」
僕は、ゆっくりとリビングに向かって、いつもの椅子にすわり朝食を食べる。
今日の朝食は、トーストと目玉や焼きとサラダだ。おおきなお皿にサラダが山盛りになっている。
僕は朝からこんなサラダ食べれないよと思いながら少しだけとって自分のおさらによそる。
ほとんどはお母さんが食べるんだけどね。美容のために朝からサラダを大量にとるらしい。
少ないとお昼までもたないみたいらしい。だったらごはんやパンをたくさん食べればいいのにといったことがあったが、太ることを気にして少ししかたべないらしい。そのせいかわからないけど、友達にお前のかーちゃんきれいだよなってよく言われる。
悪い気はしないけど、複雑だ。そんなことを考えながら時計をふとみたら学校に行く時間になっていた。僕はあわてて、パンを口にほおばり、ランドセルを背負い靴を履いた。
「いってきまーす」
「いってらっしゃい」
僕は玄関の外に出て振り返って自分の部屋を見た。
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