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窓から彼女がみていて目が合うとツンとそっぽむいて部屋に戻っていった。
僕は学校に通う途中の公園におっきい桜の木が1本あってその桜が大好きだった。
僕は桜を横目で見ながら、歩いていた。ふと視線を桜の下にあわせると、赤いランドセルをせおった女の子が桜を見上げていた。あんなところで何をしてるんだろ?遅刻しちゃうよ、と思いながら学校へ向かった。
「おっはー!!!」
それと同時にランドセルに衝撃がはしった。同じクラスの雄介だ。雄介がランドセルをたたいた衝撃だ。
雄介は勉強もできるし、スポーツもできるしかも女の子にも人気のあり、友達も多く、いわゆる誰からも好かれる人気者だ。
だけど、なぜかさえない僕のことをかまってくる。
「なに、ぼーっとしてるの?遅刻するぞ。走るぞ!」
雄介がそーいって走り出したので、僕もそのあとを追うように走り出した。
下駄箱について上履きに履き替え雄介と一緒に教室へ向かった。
「おっはよー!」 雄介が元気よく扉を開けて入っていった。
「雄介おはよう!」
「雄介君おはよー」
みんなが雄介に注目してる間に、僕は自分の席にすわり、ランドセルの中身をだした。
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