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「昴ー、朝ごはん出来てるよー」
一階から僕を呼ぶおばあちゃん。
「はーい」と返事をすると、僕はゆっくりベッドから起き上がった。
カーテンの隙間から、明るい光が差し込んでいる。
そのカーテンをシャッと開けると、僕は眩しさに目を細めた。
見上げた空は青く澄み渡り、暖かい日差しが僕の顔を照らしている。
「雪、全部溶けちゃったんだ……」
一昨日まで残っていた雪も、昨日のうちに全て溶けてしまったようだ。
「雪だるま、作りそびれちゃったな……」
僕はぽつり、そう呟いた。
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