the last night

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「これでもう、口は塞げない」 ニヤリと怪しげに笑うと、翔は僕の首筋から耳、そして肩にかけてを唇で愛撫し始めた。 両手が使えないせいか、身体にものすごく力が入ってしまう。 当然、出す声は抑えられなくて、僕は部屋いっぱいに響くような甘い声を何度も上げた。 「やっぱいいな。その声、すげー興奮する。 もう、絶対我慢するなよ? わかった?」 翔の言葉にこくりと頷くと、翔は僕を押さえていた手を離して、ピンと張り詰めた場所を再び愛し始めた。 指で弾いたり、舌を駆使して僕に刺激を与え続ける翔。 知らなかった。 こういう場所が弱いのは、女の子だけなんだと思っていたから。 しばらくそこへの愛撫が続いて、翔の手がゆっくりと僕の下半身に伸びる。 その手が到着したのは、僕の下着の上で。 その刺激に、ビクッと僕の両膝が跳ねた。 「すごいな、昴……。俺に感じてくれてんだな……」 「やだっ、言わないで」 恥ずかしくて、思わず両手で顔を覆った。 そんな僕を楽しむかのように、その場所を優しく撫で回す翔。 「一回イカせようか……?」 「えっ? 何?」 なんだか怖くて翔の肩につかまると。 翔は僕の身に付けていたものを、スッと素早く剥ぎ取った。
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