またまた嵐が来そうです

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 杏さんに嫌われたくなくて。  蜂谷さんと違って、これから一緒に暮らすだろう僕には、まだまだチャンスがあることだしね、と蜂谷に、 『その一言は余計だろう……』 と言われそうなことを思っていた。  とりあえず、今日はこのまま知らんぷりをして。  杏さんがこの家に住みたくないとか言い出さないように、しばらくは円満な親子関係で行かなくちゃな、と思っていた。
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