チャールズの話

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この世の中心で単調なフルートの音、狂ったような太鼓の連打を聞きながらまどろむ混沌の核。 古来より地球を支配し、全ての生き物の元を作った樽のような体した生き物、 おおよそ太った人間の様な体にコウモリのような羽、タコの頭を持つもの。 僕は夢の中でそれらを見た。知っている、僕はこいつらを知っている。なぜだ! そうだ、分かった、思い出した、あの神殿で見た壁画を。あれはかつてエジプトで崇拝されていた 暗黒のファラオを祀った壁画と驚くほど一致していた!そうかならあいつはあの生きとし生けるものの王は千の姿を持つニャルラトホテプなのだ! 今なら奴が言った最後の言葉の意味がわかる、奴は最初人間の姿をしていた。奴は地球に居る間人間の体内に入り込み、それを自分の物にしたんだ。 そう今奴は僕の体内に居る。なぜかって奴が言った言葉は、「次はお前にしよう」だからだ! わかる!わかるぞ!人間には到達しえないこの世の、宇宙の真理が! いあ いあ クトゥルフ!――星たちはもうすぐ正しい位置に! いあ いあ あざとーす!――混沌も核は今まどろみから目覚める! いあ いあ にゃるらとほてぷ――混沌はもうすぐそこまで!手の届く位置まで這いよっていた!
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