語り

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私が今まで君にいくら聞かれても答えなかったことを今答えようと思う。 これは、日にやつれていく私を見るたびに君がどうしたのか?としつこく聞いてくるのに根負けしたわけでも、話さなくては私の精神が耐えられずおかしくなってしまうとかそういうことではなく、私のかつての友人、チャールズ・モーガンが見たすべての事を後世に伝えたくなったという一種狂気じみた願望のせいなんだ。 なぜ、今この時に話そうかと思ったのかは自分でも分からない。 だがきっと彼の行方が知れず長年が経ち彼が公的に死んだとみなされても、彼という人物誰かに覚えていてもらいたいからだろう。
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