チャールズの話

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辺りはさっきと比べ格段明るくなっていた。そのおかげでさっきは分からなかった神殿の細部までくっきりと分かったんだ。 何とも不思議な建造物だっよ。 直径2cmほどの小石が積み上げられて作られているのだ。形も様々な石がどうしてこんなにしっかりかみ合っているのだろう。そんな疑問を生む建造物だった。 僕たちの中で唯一歴史や考古学に精通しているグロウはこれを調べてとんでもない事を言った。グロウが言うにはこれは少なくとも作られてから4000年は経っているというのだ。しかしそんなに昔にこれほどの技術はあったのかという疑問が残り僕たちはしばらく立ち尽くしてしまった。 そんな時声を出したのは付添人の若い男だった彼は好奇心に誘われるがままこの中を探索したいというのだ。 僕たちは意を決してこの神殿にはいった。中は暗くこのままでは自分の存在さえ認識できないのではと思うほどだった。僕は懐中電灯を持ってきたことに心底感謝し、それをつけ進んだ。 二十秒もしないうちに懐中電灯の光さえ届かないまさしく真の闇とでも言える真っ暗な階段が現れたのだ。
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