チャールズの話

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それを下るとは誰も口にしなかったが、間違いなくそこにいた全員がここを下りたいと思っただろう。 そう、普通なら恐れそんなことはできなかっただろうが未知への好奇心、それに何とも言い難い魅力があったのだ。 一体どれほどの時間が経ったのだろうか僕たちは一言も発さず下へ下へ、もしかしたら地球の中心に行けるのではないかと思うほどの時間階段を下りようやく広い空間に出た。 そこには壁を覆う光るコケが生息していたので僕たちは懐中電灯をしまい辺りを探索した結果、どうやらここは廊下のような場所だとわかった。 壁には壁画があり、それは何かの信仰を示すものだとまでは分かったのだが細かい事は理解できなかった。だが僕はすごく見覚えがあり間違いなく以前これを見ている。 しばらく進むと壁画はなくなり代わりに様々な動物、それこそ地球上のすべて動物の剥製が両脇に並ぶように置かれているではないか。
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