チャールズの話

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ありえない。 四千年も前にこんなに精巧な剥製を作る技術があったのか。 それだけではない、アフリカにいるはずもない動物までここにいるのだ。白熊にパンダなどだ。 そんなはるか昔に人類は北極に到達していたなんて。驚きが隠せない。 そしてこれから起こる事こそが僕がアフリカで体験した恐怖であり、もう正気を保つこともできなくなってしまった要因なのだ。 廊下の一番奥にそれはいた。石造りの立派に椅子に男が座っているのだ。 僕たち全員が確認をし間違いなく男は死んでいると結論付けられたしかし男は生きているかのように肌はみずみずしくハリがあり、顔には赤みが差していた。 それを理解した時僕たちはここから逃げ出さなければいけないという気持ちに駆られ、我先に逃げ出した。 しかし、全てが遅かったのだ。ここにきた時点で僕たちの運命は決まり、どうすることもできない結末がぽっかりと口を開け待っていたのだ。
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