第6話 闇は迷い、白椿は誘う。

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志津音の病室へ行くと、 彼女はベッドから窓の外を見ていた。 「外はもう暗かろう?」 男は優しく少女に話しかける。 「サマエル!」 少女は嬉しそうに男に笑いかける。 そしてベッドから立ち上がり、 サマエルの元へ歩み寄った。 「志津音…」 サマエルは息を飲んで志津音を見つめる。 少女は、 まるで男を誘うように白い編みワンピースの 前ボタンを外し、 胸をはだけていた。 それ以上何も身に着けていない少女の、 青白く透き通るような素肌が妙に艶めかしい。 少女の瞳が、誘うように妖しく輝き、 その唇は、濡れたように艶めく…。 男は堪らなくなって少女を抱きすくめ、 その唇に吸い付き舌を絡めた。 激しく舌を絡め合う二人。 「…あ…っん…」 志津音は歓喜の声を漏らす。 そして辛うじて 「あっ…お願い、鍵…鍵を閉め…て、んっ」 と懇願した。 男は右手をおろし、 素早く印を結ぶ。 すると病室内が黒い靄に覆われた。 「大丈夫だ。これで、誰も入って来れないし声も漏れない…」 男は少女を真剣に見据え、そう言い切ると 再び少女の唇に吸い付いた。 少女は、男の真剣な眼差しに野獣の光を感じ、 雌の本能に火が付いた。 積極的に男の下を絡め取り、 「…あ、ん…」 男の劣情を誘うように微かに声を上げる。 そして少女は、 男の象徴に右手を這わせその猛り立つモノを握り締めた。 「!!」 男は驚愕して腕の中の少女を見下ろす。 少女は、 自分に欲情する男の象徴を 嬉しそうに両手で握ると男を見上げ、 「お願い。私を女にして。 あなたの愛を、私の体の中に刻み付けて!」 と懇願した。 男は、少女の中に雌の本能が花を開く瞬間を見る。 自分の熱くそそり立ち、少女を欲する象徴を握り締め 自分を見上げる少女の瞳は、 紛れもない成熟した女そのものだった。 誘うように自分に懇願する少女に、 男の理性は瞬間的に吹き飛んだ。 男は少女を思い切り抱きしめ、 そしてその首筋に吸い付いた。 「あっ…!」 少女は更に男を誘うように喜びの声を上げた。image=504669917.jpg
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