第5章

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俺も冷めたコーヒーに口をつけた。 「んー、余計なこと言っちゃうけど…………まだ学生の弟妹がいる白石くんがそっちを優先するのは当たり前のこと。そんな家庭のことを理解せず、自分のことばっかり押し付けてくる子は………別れて正解………って言うか、そんな弟妹のことを考えれる自分の彼氏を誇りに思え!!って感じ(笑)」 あっさりと俺に言ったユカリさん。 ちょっと、すっとした。 やっぱり俺が悪いのか!?なんて思ってもいたから。 「うち、父親がいないから……母と弟と3人で頑張ってるから、余計に分かるだけなんだけどね」
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