第5章

16/21
前へ
/392ページ
次へ
「……ソウタ先輩…………私の部屋行こ」 そう言いながらハルはソウタの手をとった。 ハルにつられて立ち上がったソウタ。 そして、ハルは俺を見た。 「私………私、なっちゃんのこと大好きだけど………ソウタ先輩は…………あげないからっ!!!」 暫し、無言。 「なぁなぁ…………俺、別にソウタのこと狙ってねーよな!?…………それなのに、なんであんなにハルに恐い視線を送られなきゃいけないの!?」 ハルとソウタが2階に行った今、目の前に座るフユとアキに疑問をぶつけた。 「………えーっと……………」 「……ナツ兄…………ドンマイ………」 2人から困ったような声で励まされた。
/392ページ

最初のコメントを投稿しよう!

72人が本棚に入れています
本棚に追加