第6章

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「フフッ………スズちゃん、一番緊張してるの………実はスズちゃんでしょ!?(笑)」 「いやぁ、ハル先輩……忘れようとしてたのに、思い出させないで!!」 …………やっぱり…………3年生にとって最後の夏。 みんなが心の中では緊張してるんだ。 負けたら最後の試合になるから。 「大丈夫だって、スズ………心配すんな。ちゃんとスタンドで応援してろ」 ………イッチー……………何気にかっこいいじゃん……… 「今日の先発は、カズ先輩だ(笑)」 あれ!?俺に任せろ発言じゃなかったの!? 「そうそう…………俺の後ろは怖くて安心して任せられないから………ちゃんと締める!!」 「あー、カズ先輩ひどいっす………俺も頑張ってんのに」 ベンチが笑いで包まれる。 「大丈夫……カズくんは後ろにイッチーがいるから、安心して投げてるんだから…………ねー!?カズくん」 「マジ!?カズ先輩!!」 「………ハルちゃんがそう言うなら………そう言うことにしといてやる(笑)」
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