第7章

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ハルちゃんたち3年生の最後の夏。 俺は県大会の決勝戦を見に来ていた。 「カズ、落ち着いていけよ!!」 「はいっ」 「ケン、今日のリードも楽しんで!!」 「もちろんっす」 カズやケンに声をかけるコウ先輩やアキ先輩。 「イッチー、カズいつやらかすかわかんねーから………準備よろしくな!?」 「はいっ……初回から肩作っておきます」 俺はイッチーに声をかけていた。 ハルちゃんを好きになったもの同士。 「うぉ~い、ソウタ先輩………そりゃないっすよ」 カズが不貞腐れたように絡んできた。
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