第7章

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「なによぉ…………だって、カズくんに持ちこたえてもらわなきゃ………まだまだみんなと野球続けたいもん」 ハルちゃんはホッペを膨らませながら訴えていた。 あの~、ものすごく可愛いんですが………… 俺の顔がへにゃりと緩む。 そして、ふと目にとまったイッチーの顔。 真っ赤な顔をしながら、ハルちゃんに目線は釘付け。 そんなイッチーの前に立つ…………ハルちゃんへの視線を遮るように……… 「………見るのもダメっすか…………」 「うん………あの顔は…………ダメ………」 俺って、こんなに独占欲強かったっけ!? 「ふははははは…………ほんとにもう、どんだけっすか!?」 イッチーに爆笑されてしまった。
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