第7章
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両肩をぐるぐる回してから、カズは投球練習を始めた。 “パシン” ケンのミットが鳴る。 大丈夫、ビビってないな……カズのやつ。 イッチーの細かなピッチングとは違い、豪快に投げるカズ。 ボールの勢いに釣られ、相手バッターは見逃せばボール球に手を出す。 「ナイスピッチング!!!」 思わず声が出てしまうくらいカズの球は走っていた。
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