第8章

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「カズ、腕上げてみろ」 監督の言葉に右腕を上げようとして 「うぐっ」 そのまま、崩れ落ちた………………… 「部長…………病院にお願いします」 「監督!!!まだ投げれます!!!」 膝をついたままのくせにカズくんは叫んだ。 不本意な降板。 気持ちは痛いほど分かる。 それでも…………………… 「カズくん……………ノリっちもエイトくんもいる…………だから………………病院行ってきて!!!次、投げれるように早くみてもらってきて!!!」 この試合で終わりにしない…………次の試合………全国大会での登板のために治療してくるようにお願いした。 「…………ハルちゃん…………」
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