第8章

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9回を終えても、両チームのスコアボードには0の数字が並んでいた。 ……………延長戦、突入。 ノリっちはカズくんが言った通り、緊張感でビビっている様子も見せず落ち着いて投げていた。 「ノリっち、ナイスピッチング!!!」 右手を上げて、ノリっちを迎えた。 “パチン” 「ちょっとは見直した??」 「ちょっとどころじゃない」 ノリっちの笑顔に私の顔も緩んだ。 「眉間に皺寄せてないで…………そうやっていつものように笑ってな(笑)…………さっきから、顔恐えーぞ!?(笑)」
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