第8章

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「違う!!! ハルちゃん………データミスじゃない。それまであのコースには手も出てなかったバッターなんだから……………… それから、カズ……………あのときボール当たってなきゃ、サードランナーはホームにかえってきてた。あの時点で負けてたよ…………… んで、イッチー……………しっかりと先発の役目を果たしてた……………… それと…………ノリ!!!! あの球は、今日の3人の中で一番のボールだった………… 誰もなんにも謝ることも恥だと思うこともない!!! 苦手コースにきた完璧なボールをスタンドに入れたあのバッターを誉めるべき………… 分かったか!?………………ほら、応援席に挨拶行くぞっ!!!」 ケンちゃんの言葉が……………グッときた。
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