第1章

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白石 遥果、高校3年。 ソウタ先輩が卒業し、なんだかちょっぴり淋しくなった高校生活。 それでも帰ってきてからの電話のやりとりで淋しさをうめていた。 「新入部員、入った??」 「うん。去年、全国行ったおかげで初日からかなり見学に来てくれたよ!?マネージャー候補もちゃんといた!!………正式入部はまだだけどね」 去年の夏、宣言通り全国大会へと連れていってくれたソウタ先輩。 「クスッ………役にたててよかった」 耳元でのソウタ先輩の笑いが…………なんだか甘い。
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