第9章

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ソファーの上にはすでに洗濯物が畳まれ、それぞれの分に分けて置かれていた。 手を洗いに行きながら、お風呂を覗いてみた。 思った通り、すでに掃除は終わっている。 リビングのテーブルの上には教科書とノートが広げたまま。 「ハルー、勉強してるんじゃなかったのか??」 「違うの…………ごはん以外のことは一通り終わらせたんだけど………時間を持て余しちゃって(苦笑)部活のときはアッという間だったんだけどね…………だけど、ごはんの準備は早すぎるかなぁって………だからちょっとだけ暇潰しに教科書広げてた(笑)」 暇潰しに勉強って(笑) 「じゃあ、ごはんの準備終わらせて…………暇潰しの勉強に付き合ってやろうか??」 「その前に、あーちゃんの料理の腕前を見せてもらう(笑)」 ハルがいるだけで夕食の準備すら明るくなる。 「おー、うまくなったぞー」 サラダに入ってたゴロゴロきゅうりの頃よりは…………
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